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探偵のお仕事ブログ

二股関係を解消したい・関係解消|別れさせ屋工作⑤

杉山さんのご依頼は彼が二股しているので、その彼女と別れさせて欲しいという

内容である。

対象女性である大島氏はテツさんと頻繁に会うようになっていた。

そのような状況になるにつれて、毎週水曜日に会っていた彼はフリーとなり

杉山さんと過ごすことが多くなっていた。

杉山さんはすこぶる機嫌がいい。

大島氏が言うようにこのままでいけば、自然消滅になるかも知れないが

テツさんが大島氏の元を去った後に、彼と元サヤになってしまっては

意味がない。

その為、彼にテツさんの存在を見せつけなければならないと考えた。

杉山さんと打ち合わせを行ない、バラし方を考えた。

そして、とある日曜日・・。

杉山さんと彼は大型家具店に来ていた。

そして同じ日にテツさんと大島氏も家具店に来ていた。

大島氏が一人暮らしを始めるとの事で、家具を見に行きたいという

ことから今回の予定が組まれた。

杉山さんは特に欲しい家具はなかったが、もう少し広いベッドが欲しいと

彼に話して彼の賛同を得たのである。

それぞれのカップルは別々の入り口より入店し、店内をゆっくりと見て回った。

大島氏がベッド売り場で「このベッド気持ちいい。」と言いながら寝心地を

確かめていた時、杉山さんと彼がベッド売り場に到着する。

大島氏が彼の存在に気がつくと表情が強張る。

その視線を感じたのか、彼も大島氏の存在に気が付き、歩いていた足が止まる。

彼は大島氏とテツさんを交互に見ている。

大島氏は「あいつがいる・・。」とテツさんに話してくる。

「あいつって?あぁ他に女がいるっぽいって言ってた彼ね。」と

言いながら大島氏の視線の先を見る。

テツさんと彼の目が合うが、彼が目を逸らす。

杉山さんは彼が戸惑っていることに気がつきながらも

「ねぇ、どれにしようか?」と言いながらベッドを触りながら

見て回る。

それを受けて彼も「・・・ん?うんそうだね、どれが良いかな。」と

ベッドを見るフリをする。

そして彼は「トイレに行って来るね。」と言ってベッド売り場を離れる。

テツさんは彼がいなくなったなと思いながら大島氏とベッドを選んでいると

「あっあいつから電話だ。」とスマホをテツさんに見せてくる。

「どうする?出ていい?」と聞いてくる大島氏。

「うん出ていいよ。困ったことがあったら変わるから言ってね。」と言うと

指でOKマークを作りながら大島氏が電話にでる。

大島氏「はいもしもし。」

彼「誰そいつ。」

大島氏「そっちこそ、あの女誰?」

彼「・・・。」

大島氏「って言うか言いたいことがあるなら直接言えばいいじゃん。

何コソコソ電話してきてんの?気持ち悪いからもう電話しないで。」

彼「・・わかったよ、もう電話しねぇよ。」

電話を切った大島氏は「きっしょ。着拒しよ。」と言いながら

スマホを操作している。

それを見てテツさんは「大丈夫だった?」と聞くと

「うん大丈夫、コソコソ電話してくるなんて気持ち悪くない?

何であんなやつと付き合ってたんだろう。」と言ってくる。

その後、彼が杉山さんの元に戻ってくる。

大島氏とテツさんは別の売り場に移動する。

それぞれ買い物を終えて帰路に着いた。

それから1ヶ月が経った。

大島氏は勤務先の近くに一人暮らしを始めた。

杉山さんは水曜日が憂鬱ではなくなった。

彼は杉山さんとの関係を真剣に考えるようになった。

担当員は彼に対しての接し方を杉山さんにアドバイスして

同じ事を繰り返さないように注意した。

二人の幸せを祈るのみである。

二股関係を解消したい|別れさせ屋工作・・終わり。

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